会社を経営するようになって、
自分が変わったことと言えば、
すごく理性的になったということです。
ちゃんと段階を踏むことが多いですし、
理屈で説明できる答えを選ぶようになったと思います。
それは、ある意味、冒険ができないということでもあります。
立ち上げ当初、会社に僕一人という状況がありました。
その頃というのは、ある意味、無謀なこともしていたと思います。
そして、その当時であれば、失敗したとしても、
自分一人が破ればいいとか、自分が我慢すればいいとか。
そういう判断ができた。
ただ、今では社員を抱え、そして、失敗の大きさにもよりますが、
すでに僕一人で背負える金額でなくなってきたことも事実。
その中でどんどん理屈にあったものしか選べなくなっています。
ただ、それだけではダメなのです。
自分でもコントロールできないような衝動がなければ、
新しいことに踏み出すことはできないし、
会社として大きなジャンプができないとも思う。
経営者が
抑えきれない衝動みたいなものを抱えていることは大切なことだと思います。
理屈に合わないけれど、これはやってみたい。
普通だったら選ばないだろうけど、あえてこちらを選びたい。
そういうジャッジをすることが経営者としてのレベルを上げていくと感じています。