このお盆休みの間、
二十代のスタッフが伸びる環境というものを
考え続けています。
ここ数年の間に入ってきた二十代のスタッフの
順調な成長ぶりを見るにつけ、
どういう部分が以前と変わったのかを書き記しておきます。
〇頭を動かす>手を動かす
以前は、質より量。若いうちはとにかく手を動かして、
基本技術を身に付けることに重点を置いていました。
ただ制作の環境は大きく変わってきています。
技術の部分は、おそらくAIに取って替わられます。
そう考えることで、何よりもアイデアを考える作業。
頭を動かすことに重点を置くようになりました。
若いデザイナーは必ず複数案を出してくれるし、
それに制作意図も書いて出してくれる。
アイデアを出すという習慣づけが成長につながっていると考えられます。
〇育てるという意識
僕とナンバー2の社員二人で、若いスタッフの育成について話す機会が増えました。
「今どんなところが足りないか」、「どういう仕事にアサインさせるか」
そういうことを頻繁に話す。二人の間では共通認識となっており、
二十代のスタッフに接する時の確たる基準ができています。
これも成長につながっていると思います。
〇支え合うチーム体制
今のライト・ア・ライトは、一人で完結する仕事というものがほとんどなくなりました。
仕事のサイズが大きくなったことにより、他の人を力を借りないと
完結できないものになっています。
お互いが認めあい、支え合う。そういう体制が成長につながっていると思います。
今書いてきたことは、これからも変わるかもしれないし、追加されるかもしれません。
ただ、現在のライト・ア・ライトという会社の「強さ」の秘密が
この3点なのではないかと、僕なりに考えたことを書き残しておきます。