最近、TVCMを作らせていただいた会社があります。
TVCMを作ろうと思ったきっかけは、
35年以上営業を続けてきたけれど、
認知度が上がっていない。
競争が激化しており、
その中でアピールしなければならない。
そういうものでした。
これは決して前向きな理由ではありません。
そして、こういう仕事というのは強い責任を感じます。
この会社に貢献しなければならない、目的に近づくTVCMを
作らなければという気持ちになる。
そして、得意先の打ち合わせを通じて、
いちばん大事なことを伝えさせていただいていました。
それはTVCMだけでは、現状を変えることはできないということです。
TVCMは一つのきっかけでしかなく、販売の現場がさらに重要ということです。
TVCM自体もこの業種においては、小さな会社だからできるものに仕上がった。
他の会社との違いは打ち出すことができていると思います。
そして、ここからは僕も予想しなかったことです。
今、この会社では、
社内で行う情報発信にも力を入れるようになっています。
自ら動画を作り、発信するようになりました。
この動画の内容が本当に良くて、プロ顔負けです。素晴らしい。
どうか動き出した会社のムードをこのまま維持していってほしいですし、
これこそが広報のあるべき姿だと思っています。
作ることが目的ではなく、作ったものをちゃんと活用していく。
それが大事だと思っています。