「幅広い事業フィールド」という言葉が
ホームページに使いたがる企業があります。
そして、なぜか小さい企業に限って、
その言葉を使いたがります。
幅広いフィールドに挑戦することは
もちろん悪いことではありません。
しかし、非常に危険な言葉でもあると考えています。
小さな会社は、
わずかなビジネスチャンスも逃したくない、
小さな会社と思われたくない、という気持ちから
自らを大きく見せようとしてしまう。
その気持ちはわかるのですが、
結果的にそれはあまりいいことがないのです。
小さい会社に
幅広く手掛けている=便利屋
というイメージが付いてしまうと、
本来伝えなければならない
専門性の部分はどんどん薄れていきます。
そして、依頼された仕事を何でもやることによって
どんどん疲弊していきます。
あるいは、慣れないことをやって、
かえって会社の評判を落とす結果にもなります。
会社の規模が小さい時は、
自分の得意な部分を徹底的にアピールしたほうが良策。
一度付いてしまったイメージを
覆すのはそれほど難しいものです。
「幅広いフィールド」をアピールするのは、
事業が軌道に乗り、
十分に履行できるスタッフが揃ってからでも
遅くはありません。