解体業という業種のイメージと言えば、
不法投棄、騒音、自然破壊など、
ネガティブなイメージのものが少なくありません。
愛知県にブレインフォレストという会社があります。
この会社が目指したのは、「解体屋らしからぬ解体屋」
というものです。
解体業から始まった会社は、
リフォーム、不動産と事業のフィールドを広げてきました。
これはすべてSDGsに合致するものです。
解体業では、外国人労働者を積極的に採用。
日本の解体業の技術は世界有数です。
それらの技術を外国人労働者に惜しみなく伝えることは、
「質の高い教育をみんなに」という目標に当てはまります。
リフォームの際に出た廃材を再利用するために
自社の解体業と協働してリユースしていく。
さらにリフォームした住宅を不動産事業で販売していく。
これらは「つくる責任 つかう責任」に当てはまります。
なぜ、ブレインフォレストの姿勢が支持されているのか?
解体業のイメージアップ、自社の業績のアップだけにとどまらず、
社会が抱える課題解決を貫いているからだと思います。
そして、これは岩手の企業においても、
そのまま移植できるものだと思います。
1社で難しいならば、複数社が力を合わせて
取り組むことができることだと考えています。
以前の投稿で、複雑化する時代の中で、
「束になってかかる」ことの重要性について書きました。
他の会社の持つノウハウを利用し、手を取り合い、
新しいビジネスチャンスを切り開いていく。
課題解決につなげていく。
その視点に立つことが大事だと思います。