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昭和のボーナスタイム

うちのスタッフも
僕を除くほとんどが平成生まれです。

「昭和のボーナスタイム」と言っても、
ピンと来ないでしょうね?
かつての日本には高度経済成長期がありました。
バブルというものもありました。

年々日本の経済が拡大していって、
GDPが世界2位という時代があり、
東京の地価の合計が
アメリカ全土の地価の合計を越えたこともあった。

そんな時代を過ごしてきた人間には、
「昭和のボーナスタイム」という言葉が実感をもって理解できるのです。

理由はわからないけれど、来年はもっと良くなっているはず。
根拠はないけれど、日本がどんどん良くなっていくことだけは実感していた。
今が辛くても、先にはいいことが待っている。
それを信じることができたのです。

今の時代では考えられないことです。
どんどんシュリンクしている状況で
これからの拡大路線には悲観的な観測しか生まれない。

でも、思えば、今の姿のほうが適切であるとも言えるのです。
何も根拠もない中で、「もっと良くなる」ということではなく、
冷静に世の中を見る目が育ってきているし、
さらには、世の中というのは、予測不能なものということを理解している。

昭和のボーナスタイムは終わったけれど、
これからは違う生き方が求められているし、
平成生まれはそれを実践している。
世の中に合ったスコープを持っているとの言えるのです。