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合理と不合理の間を行き来する

制作に関わる仕事で、
合理と不合理はどうしても切り離せません。
合理的に仕事しなければならない。
それはそれで正しいのですが、
そこだけにシフトしてしまうのはどうか。

制作者である以上、
「これは金額にならないけれど、
 絶対にこうしたほうがいい」
と思うことがあるはずです。
金額が限られる仕事において、
「これは予算がないから仕方ない」
で終わらせることができないことは必ずあります。

もちろん、お金のことを無視するということではありません。
ただ合理の理屈だけでは解決しないこともあることを
知っておいてほしいと思います。

合理と不合理のバランスを取りながら、
仕事を成立させていく。どちらが良い悪いではなく。
そういう感覚は教えづらいものなのですが、
心のどこかに留めておいてほしいと思うのです。