エストニアという国があります。
1991年にソ連から独立した国で、
フィンランドやスウェーデンともほど近い。
国土面積は九州よりもちょっと大きいくらいで、
この国の人口は約130万人という小国です。
(岩手県の人口とさほど変わらないほどです)
この国は報道自由度が世界トップクラス、
ソフトウェア開発にも力を入れており、
Skypeもエストニアで開発されたものです。
国際学力調査でも欧州で上位にランクされている。
小さな国であっても、その「実力」は
世界から注目されています。
エストニアは、小さいだけに
政治的コンセンサスが取りやすく、
フットワークが軽い。
掲げられたビジョンをそのままエッジの効いた
アウトプットに持ってけるスピード感があります。
ある意味、小さいというスケジュールメリットを
活かした国家運営がなされています。
中小企業は、
規模が小さいことが
ハンデになると考えがちですが、
エストニア流に考えれば、
それらはすべて利点に変わる。
アイデアをいち早く形にして、
その効果を検証できる。
ダメなところは早急に改善して、
ふたたび市場に投入あるいは撤退も考える。
このスピード感は小さい組織だからこそできる。
小さいことを武器に変える。
不況の時期には、
違う視点に立つことが大事だと考えています。