大リーグのオークランド・アスレチックスが
新しい選手評価基準で選手を集め、
黄金時代を築いた時代がありました。
その躍進ぶりは「マネーボール」という映画にもなりました。
オークランド・アスレチックスはお金が潤沢な球団ではありません。
それだけに、打率、打点、本塁打に優れる選手など、
どの球団も欲しがる選手は金銭面で獲得できませんでした。
そこで考えたのが、
「アウトになりにくい。打つ時は長打が多い」
という打者の基準を独自に作り、
出塁率が高く、長打率も高い選手を発掘していきました。
他球団が見向きをしなかった選手を集め、
そして、強力チームを作り上げました。
野球は3つアウトを取られない限り、
攻撃が続けられるゲームです。
その本質をつきつめた結果だと思います。
岩手の中小企業では人手不足がつづいています。
そこでは、やはり自分の会社に貢献できる人材は
どんな人なのかを今一度考えることが重要だと思います。
どこの企業も欲しがるような人材は
激しい獲得競争が待っています。
その戦場ではなく、別の戦場を作り、
そこで自社が求める人材と出会うことを狙う。
「マネーボール」的発想が重要だと考えています。