今は定年退職した人を再雇用している企業は
少なくないと思います。
先日、定年退職した先輩は
部署や肩書もなくなり、非常にシンプルな名刺になっていました。
僕は肩書って何なんだって思います。
定年退職した先輩も増えてきましたが、
その肩書がなくなることで、
どこか弱々しくなってしまうのです。
昨日と今日で本人は何も変わらないつもりでも
給料も大きく変わりますし、
責任が伴う重要な仕事は任せられなくなります。
肩書というものは、実はただの文字に見えて、
気持ちに大きな影響を与えるものなのかもしれません。
今の自分に置き換えれば、
「代表取締役社長」と「クリエイティブディレクター」という
二つの肩書が名刺に入っています。
ただ、自分からそれを名乗ることはほとんどありません。
むしろ「よくよく見れば、社長さんなんだね」と言われるくらい。
肩書というのは、自分で決めるものであり、
会社とか、組織から与えられるものではないのでは。
そして、名刺には書いていないけれど、
様々な役割を担っている人のほうが自由だし、
人の関わり方も広がると思います。
「あの人は社長だから、仲良くしておこう」みたいな気持ちで
近寄ってくる人とは、仲良くなりたくないですし。