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仕事が終わった後に、本当の仕事が始まる

釜石で得意先との打ち合わせがあり、
ちょっと足を延ばして大槌に行ってきました。

大槌には約2年間毎週1回通っていた時期があり、
その仕事を通じてたくさんの友人が出来ました。
今でも町を歩くと、声をかけてくれる人がいる。本当にありがたい。
そして僕は大槌を訪れる機会は少なくありません。
毎年年末には大槌の馴染みのお魚屋さんで新巻鮭を買うのが恒例になっています。
以前よりは細くなってきていますが、
僕と大槌を結ぶ糸は今もしっかりとつながっています。

今日は「おしゃっち」という公共施設に立ち寄り、
当時の担当者の方とお話ししてきました。
大槌町の仕事をしていた当時は、
この施設の中で打ち合わせをしていました。

実務を担当していただいた方ですが、
今ではおしゃっちの所長になっています。
時間の流れを名刺の肩書からも感じてしまいます。

当時の思い出話にもなったのですが、
気づけば仕事に関わっていた人たちはすべていなくなり、
残っているのは僕と臼澤さんだけになってしまいました。
そういう意味では、残った人間としての責任も感じています。

大槌は人口減少が続き、近いうちに10,000人を切る可能性もあります。
この大好きな町から活気が失われていくのは本当に悲しい。

僕はあの当時と変わらず、この町のために自分が出来ることを探し続けています。
仕事が終わった後に、本当の仕事が始まるのだと思っています。