僕はハラハラするのが好きなんだと思います。
これからどうなるんだろう。
大丈夫かしら?大丈夫じゃないかもしれない。
そういう心持ちになるのが嫌いではないのです。
数年前、会社の主力が相次いで独立して、
大きく戦力ダウンしたことがありました。
その戦力ダウンの真っただ中にライトに来た二人の女性。
二人とも学校を出たばかり。
社会経験がほとんどない二人の女性に
ライト・ア・ライトは頼らざるを得なかったし、
賭けるしかなかった。それは事実。
最初の頃は、僕は不在にするのが本当に怖くて。
大丈夫だろうか…と気が気じゃなかった。
ただ、何度も書いてきたように、
この二人は僕の想像をはるかに超えるスピードで成長し、
そして周りから高い評価をいただいている。
本当に素晴らしい。
彼女たちの成長をいっしょに見てきた男性スタッフと
時々当時のことを話すのですが、
「二人とも大当たり」という意見で一致する。
最近では、仕事ぶりにも安定感があって、
ハラハラすることは、ほとんどなくなりました。
不在にする時も安心して任せられる。
新卒の女性スタッフが入ってきて、
ハラハラするかなと思っていたら、
実はそうでもない。
適度な距離感で「先輩」になった女性が
サポートしてくれているようで、
僕が口を出す場面もあまりないのです。
ハラハラできないのは、それはそれでつまらないものです。