企画制作会社の仕事は、
得意先と話しながら、
制作物を作っていくというものです。
それは間違いがない。
話を聞きながら、意見を交わしながら、
その中で、制作する内容を決めていく。
ただ、制作の専門家でありますが、
それだけでは本当の意味での信頼は得られないと思っています。
得意先の思いとしては、
切なるものがあります。
この制作物を通して、「会社の魅力を伝えたい」
この制作物を通して、「売上をアップしたい」
このカッコの中にある思いを理解していないと、
効果のある制作物は作れないと思っています。という事実だと思います。
制作に関する知識を身に付けることは
仕事人として当然のことです。
それに加えて、企業の思いを汲み取るために
様々な知識を蓄えておく。
それは経営の知識であったり、
業界の研究であったり、
消費者の意識変化であったり。
それらの知識を組み合わせることが大事だと思います。
自分の専門分野の高みを目指していくのは美しい。
否定するものではありません。
ただ、クリエイティブ・バカだけでは、
得意先の要望に応えられないのです。