制作会社という業種を見た時に、
パソコンが出てきたことで変わったこと。
それは「仕事の集約」だと思います。
以前は一人ではできないことが多かった。
ある意味、文字の原稿も写植屋さんという存在があり、
その方々が朝に発注すると夕方には持ってきてくれる。
そういう感じだったのです。
今、写植屋さんを例に出しましたが、
以前は多くの人たちの集合知で仕事が成り立っていました。
ただ、パソコンが登場することで、
それらの仕事の多くが一人で出来るようになった。
文字を打ち込むことも、書体もすべて、パソコンの中に入っています。
ネットで検索すれば、いろいろな写真やイラストも無料で使えるものがたくさんあります。
一人で完結することが圧倒的に増えた。
そしてAIが登場することで、訪れる未来。
それは、「作業からの解放」だと思います。
デザインの作業は、遅かれ早かれAIが代替するようになります。
思い通りのイラストも簡単に作れるようになるでしょう。
今まで時間のかかっていた映像の長編PVも
10分くらいでAIが編集してくれる時代が必ず来ます。
では、これから制作会社の人間に残されるのはどのようなことなのか。
それは、やはりアイデアの仕事です。
適切なものを選択することです。
そこにしか未来はないと思っています。