イノベーションが必要だ!
そんなことを言われます。
岩手県の多くの業界が
厳しい状況に置かれています。
今までと同じやり方ではダメだ。
新しいことをやらないと次の時代を迎えられない。
そういう危機感が「イノベーション」という言葉に
含まれているのだと思います。
イスラエルという国があります。
イスラエルは人口わずか850万人という小さな国です。
しかし、ナスダックに上場する企業数は
アメリカについて2番目です。
Googleや楽天が買収した注目企業が多数存在し、
その実績から「第二のシリコンバレー」とも言われています。
なぜ、小国からイノベーションが生まれるのか?
その理由は必要性と言われます。
ご存知の通り、イスラエルの政治事情は不安定です。
周辺国との争いも絶えることがない。
そういう小国が生き残るためには、
政府、民間、大学などが力を合わせ、
収入を確保し、アメリカをはじめとする諸外国に
強い影響力を持ち続ける。
それができなくなってしまっては、国自体が危うくなってしまいます。
つまりイノベーションを起こすための必要性が切実に存在しているのです。
岩手県の企業が、それほどまでに切迫感を持っているかどうかはわからない。
ただ、イスラエルの事例を見れば、
力を合わせることで生き残り方法を模索する必要はあるのだと思います。
今変わらなければ、未来はない。
そういう切迫感を持っていたいと思います。