営業マンの姿勢を語るものとして、
南国で靴を売る営業マンの話があります。
ある南国で靴を売ってくるように言われた
二人の営業マンがいます。
一人の営業マンは、
「ここではみんな裸足です。靴は売れそうにありません」
と会社に連絡を入れます。
もう一人の営業マンは
「ここはみんな裸足です。こんなに大きなマーケットはありません」
と連絡を入れます。
ライト・ア・ライトに、大学でアニメーションを学んできた女性が加わりました。
今の岩手県では、アニメーションの仕事というものがほとんどありません。
ただ、僕は営業マンの話のように、それらの仕事がないことは大チャンスだと思っています。
多くの制作者がアニメを使った映像を作りたかったけれど、
それを作れる人間がいなかったからあきらめていただけです。
需要はあるのに、供給がなかったということ。
彼女はこれから岩手県のアニメーションを切り拓いていかなければならない。
先人のいない道だけれど、それだからこそやりがいがある。
僕は彼女が立つ舞台は作ることができる。
ただ、その場で、どんなパフォーマンスを見せられるかは
彼女しだいなのです。
そして、僕はいつも劇的な物語を期待しています。
一人の女性が、岩手になかったアニメーション制作の第一人者になる。
そんな未来を楽しみにしています。がんばれ。