message

プランニングって、思い出すこと

秋田広告協会賞において、
ライト・ア・ライトが制作させていただいた高清水のTVCMが受賞しました。

以前の投稿でも書いたことがありますが、
かつて働いていた博報堂という会社で秋田に転勤した時に
担当させていただいた得意先であり、
今回は26年ぶりに制作を担当させていただきました。
これだけのブランクがある中で
得意先の担当者にお声がけいただいたことは本当にうれしかったですし、
今回の受賞でほんの少しは恩返しできたかなと思っております。

僕はプランニングというのは、
「考える」ことであり、「思い出す」ことであると実感しています。
このCMのプランニングをしている時は、
秋田で暮らしていた時のことを思い出していました。
どんな気持ちで過ごしていたのか、
そして、どんなところが大好きだったのか。
丹念に思い出すことで、
高清水の本質に近づいていったように思うのです。

決して都会ではないけれど、秋田ならではのあったかさみたいなものが
滲み出るようなCMにしたいと思っていました。

すっかり細っていた秋田との赤い糸でしたが、
得意先が増えてきたことで、また鮮明な赤い糸になってきています。
秋田との新しい思い出が増えていることもうれしいのです。