1991年公開の「就職戦線異状なし」という映画があります。
織田裕二さんが主演。
大学4年生になった主人公が
就職というものに向き合い、
自分が本当にやりたいことに向き合い、
そして、就職内定を得るというストーリーでした。
僕が書くとつまらない説明になってしまうのですが、
面白い映画でした。
主人公が受験し、最後に内定を得たのは、
その当時、志望者が多く、最難関と言われた企業でした。
それはフジテレビです。
僕もちょうど就職活動をしていたのですが、
就職課に行くと、いつもフジテレビの求人票ファイルは、
必ず誰かが見ていて、大学の中で、求人票でさえ見るのが難しい企業。
それがフジテレビだったのです。
おそらく僕の大学でもたくさんの学生が受験し、
ある者は喜び、ある者は夢破れた。
そんな「憧れのテレビ局」でした。
だからこそ、今の騒ぎを目にするたびに、
少々悲しい気持ちになります。
フジテレビがテレビ文化を担ってきたのは事実ですし、
面白くて、新しいコンテンツを生み出してきたのも同じように事実です。
僕はこのままフジテレビが沈んでいくとは思っていないし、
必ずもう一度よみがえると信じています。
だって、就職希望者だけでなく、多くの人を夢中にさせてきたフジテレビですから。