ずいぶん年を取りました。
それでありながら、昔と変わらず夜中まで仕事をしています。
若い方から「なぜ、長く仕事ができているのですか?」
と聞かれることがあります。特にフリーランスの人。
フリーランスというのは、いつも不安と背中合わせです。
いつまで仕事ができるか、不安を抱えているものです。
だから、こんな質問をする。
なぜ、あの人は年を取っているのに仕事を取ることができるのか?
仕事を依頼されるのか?
僕はそういう質問されても、的確な答えを持っていません。
自分では、自分のことがわからないものですから。
ただ、いろいろな業界で長く一線で働き続けている方がいます。
そういう方々を見ていて思うことはあります。
それは、自分の頭でしっかりと考えて、行動に移せる人ということです。
例えば、プロ野球選手。
猛烈な才能、運動能力を持っていたとしても、
長く続ける能力とは違います。
プロ野球選手に取材させていただく機会もあり、
長く続けている人ほど、よく考え、そして、行動に移していることを実感しました。
若い頃は、猛烈なスピードボールで圧倒していたピッチャーがいます。
ただ、いつの日か、そのスピードは失われる。
全力で投げても、簡単に打ち返される日がきます。
その時に、自分のスタイルは、スピードボールが中心で、
それを軸にやっていくという考え方に固執していたら、
長く続けることはできません。
長く活躍するプロ野球選手は、
その時に、スピードボールが投げられなくなった時に、
どうやれば生き残れるのか、勝つことができるのか必死に考えた人です。
そして、自分なりに出した答えを信じて、
ちゃんと東急スタイルを変えるための努力をしている。行動している。
これはどの業界でも、共通しているのではないでしょうか?
自分はTVCMが得意だから、これを一生やっていく。
その志はまったく否定するものではない。
ただ、TVCMの需要が減っている現在、
それに固執することは非常に危険です。
今の状況を見て、求められる映像は何なのか?
その映像で自分のスキルが活かせるのはどんなものなのか?
足りない部分があるならば、どうやって補っていくのか?
そういう思考が出来る人が、長く活躍できる人なのだと思います。