サン・アドという制作会社があります。
この会社はサントリーの中にあった宣伝部が
外部組織として発足した会社です。

そして、ここには、当時の広告業界のスターが
たくさん在籍していましたし、
広告制作者でありながら、
直木賞を獲った方、芥川賞を獲った方が在籍。
広告制作を志す若者の憧れの会社でした。
(今だってそうだと思います)

僕はサン・アド設立を告げる声明文が大好きで、
今も時々読み返します。
書いたのはコピーライターであり、直木賞作家でもある
開高健さんです。
その一部を紹介します。

いままでにない美や機知や
率直さや人間らしさを
宣伝の世界に
導入しようと考えます。

僕はこの文章を読むたび、
こういう気持ちを忘れずに広告を作っていきたいと思うのです。