昔、「広告批評」という本がありました。
広告の黄金時代に創刊され、
長い歴史を刻んでいました。
広告業界を目指す人は読者だったと思うし、
僕は仕事をするようになってからも
毎月楽しみにしていた雑誌でした。
天野祐吉さんがこの「広告批評」の発行人。
時に厳しい批評があって、広告を文化にまで昇華させてくれました。
最後の広告批評で
天野さんが「広告は批評の対象ではなくなった」
これは本当に辛い言葉でした。
広告制作に携わっているものに
「あなたたちの仕事に価値はなくなったんだよ」
と言われているようで。
それから時間が経ち、
現在は「広告ウヒョー」というYou Tubeチャンネルがあります。
「広告ヒヒョー」をパロディにしたものだと思います。
広告は批評するものではなくなったけれど、
広告は新しいエンターテイメントになる可能性はある。
そんな思いにさせてくれますし。
僕はこのYou Tubeチャンネルで勇気づけられています。
大丈夫。広告はまだまだ大丈夫。