今は生活の中に溶け込んでいますが、
僕は掃除ロボットを見るたびにすごいなあと思うのです。
この掃除ロボットの登場以前を考えると、
こんな感じだったのではないでしょうか?
「新しく発売するのは、どんな掃除機がいいのか?」
「もっと軽くして、奥さんが疲れないようにしましょう」
「もっとデザイン性を高めて、インタリアになるようなものにしましょう」
「お年寄りはもっとシンプルなものを求めているはず」
などなど、色々な意見が出ていたと思います。ただ、考えれば、
それは今までの常識から離れていません。
掃除ロボットのすごいところは、
手動 ⇒ 自動
と、常識を変えたところです。まさに「新常識」でした。
とてつもない独自性でした。そして、そもそも掃除に時間を取られるのが嫌だ
というニーズも捉えて、隠れていた市場性まで顕在化させてしまいました。
今や生活の中に溶け込んでいますが、これは「概念の発明」だったと今でも思うのです。
僕は制作会社の「新常識」についても考えています。
制作会社というのは、映像だったり、パンフレットだったり、制作物を作ることが多い。
制作物を作る ⇒ 売上を作る
例えば、こんな「新常識」にシフトすることができたら、
制作会社の未来は違うものになるはずです。