以前の投稿で、
その会社だからこそ
使われる言葉があると書きました。
「お国言葉」のように、
その会社ならではの、
その会社らしさを感じる言葉です。
博報堂において、
それは「そもそも」という言葉だと思います。
学生アルバイトの時に
打ち合わせで参加するたびに、
なぜこの人たちはこれほどまでに、
「そもそも」という言葉を使うのだろう?
と思っていました。
それが博報堂の日常だったと思います。
広告の仕事というのは、余計なものを取り除いて
本質に近づいていく作業なのだと思います。
商品には、たくさんの人の手で作れらます。
その過程で、それぞれの想いが加わり、
厚みにもなるのですが、
本質を見えにくくしてしまうこともあります。
「そもそも、この企業は世の中でどのように役に立っているのか」
「そもそも、この商品の価値って、難だろう」
そういう風に出来る限り
シンプルな本質に近づいていくことを
繰り返していく。
それが博報堂の大切なスタイルだと思いますし、
それは僕にも染みついています。
物事の本質は、シンプルなものですし、
シンプルだからこそ、伝わっていくのだと思います。