NHKの大河ドラマで蔦屋重三郎が取り上げられています。
蔦屋重三郎が発掘した浮世絵師に東洲斎写楽がいます。
いずれドラマにも登場すると思うのですが、
この写楽がどのように描かれるかがすごく楽しみなのです。
実はこの写楽というのは活動期間が約1年。
そして、その期間に145点の作品を残して消えました。
2日に1枚ペースで発表を続けた猛烈な作品意欲を持ちながら
あっという間に消えてしまった。
この写楽は実は謎の浮世絵師で、今のその正体はわかっていないのです。
蔦屋重三郎本人が写楽だったのではないか。
有名画家が別名を名乗って発表していたのではないか。
そんな説が複数あるのです。
その中でも僕がいちばん好きで支持しているのが
外国人だったという説です。
「東の国から来たシャーロック」
宣教師として来ていた外国人が、
偶然出会った浮世絵に魅せられ、
ついに浮世絵師になってしまうという説です。
実は写楽の作品というのは、
当時の日本では人気がなかったのです。
その一方でこの写楽の絵を持ち帰った外国人によって
評価が一気に高まった。
西洋人の琴線に触れるものを描いていたのは、
実は西洋人の浮世絵師だったりして。
そういうミステリアスも含めて、写楽という浮世絵師が僕は好きなのです。