キャリアが浅いうちの
自己流というのは本当に危ういものです。
自己流というのは、実はいちばんラクなのです。
自分の好きなように、やりたいように、やればいいからです。
僕は仕事ができる先輩の真似をすることが大事だと思います。
そして、それは真似てみればわかるのですが、
それなりの段階に来ている人の真似というのは難しいですし、
自分にはなかなかできないことがわかります。
新人の頃、
一流コピーライターのボディコピーを「写経」していました。
何回か書いてみて、頭に入ったところで、
自分で同じものを書いてみる。
それをやってみると、やはり一流と自分の差というものがはっきりわかります。
言葉の選び方、文章のリズム、文章の長さ、それぞれが計算されていることが
やってみれば、すごくよくわかるのです。
もし自己流だけで、自分の視野だけで仕事をしていたら、
僕はもっともっと低いレベルだったと思います。
自己流を語るのは、ある程度の型ができてからでいいのです。