ライター講座の中では、
自分の好きなことを書いてもらう課題を
必ず出すようにしています。
それはなぜか?
好きなものについて書く時、
その人自身が生き生きとしています。
好きなことに対する熱意、そして、当然のことながら
くわしくて、深く掘り下げている。
面白い文章になるための要素が備わっている。
だから、課題で出されたものも、かなり充実した内容になり、
読んでいるほうも楽しく読めるのです。
好きなことにこだわる。これは大事だと思います。
好きなことを周りに言い続ける。それはさらに大事なことです。
僕は子供の頃から、音楽と野球が好きです。
それは今も変わりません。
何かにつけて、それを言い続けていましたし、
周りの人は知っていると思います。
僕の場合は、それが仕事になっていきました。
野球については、Standardという雑誌の立ち上げに関わることができた。
音楽については、いしがきミュージックフェスティバル。
まわりに言い続けたからこそ、そういう仕事のチャンスが回ってきたと思うのです。
僕は他にも好きなことがあり、それを言い続けています。
いつか仕事につながればいいなという期待を込めながら、これからも言い続けると思います。