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滋賀県大津市

滋賀県大津市は
滋賀県の県庁所在地です。

この地方の県庁所在地が「聖地」となり、
観光客が訪れるようになっています。

この大津市出身の作家・宮島未奈さんが書いた
「成瀬は点かを取りに行く」は2024年の本屋大賞を受賞。
主人公である成瀬あかりを中心にして物語は進んでいきます。

そして、物語の舞台は、この大津市なのです。
舞台となっている大津市各所の施設が
物語の核になっており、さらには、それらが魅力的に
紹介されています。
「成瀬あかりが暮らした街を見てみたい」という読者が
物語に登場する場所へ訪れています。

これはマーケティングでは生み出せない現象だと思います。
作者の宮島さんのこの大津出身ということもあり、
大津への深い愛情とともにこの町が描かれている。
だからこそ、多くの人の心に響くのだと思います。

つくづく物語というコンテンツの力の大きさを感じるとともに、
マーケティングでは生み出せない愛情というものの強さも感じるのです。