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検証

制作会社に足りないのは、検証の作業だと思います。

広告・広報活動を行うことで、
それがどのような効果をもたらしたのか?
この大事なことを、制作会社の多くが放棄しています。
(うちだって十分に出来ているとは言い難い状況です)

先日の投稿でも書きましたが、
長い仕事には、検証作業が非常に重要なものになります。
そして、検証作業というのは痛みが伴うこともある。
自分たちがやってきたことを否定しなければならないこともある。
こういう表現をしたけれども、ちゃんと伝わらなかった。
生活者に伝わるものではなかった。
それを一度認めて、次の施策やアイデア作業に活かす。

僕は、やりっぱなしといういうのはいけないことだと思います。
引いては制作会社の信頼性の低さにつながっているとも言える。

コンサルティング会社の倒産が相次いでいます。
その中には経営コンサルティング会社も多く含まれている。
経営の指導する会社が、自分の経営でつまずくという笑えない事実が起きています。
ここで思うのは、世の中が「やりっぱなし」のビジネス、
「責任を負わない」ビジネスを認めなくなっている実状です。

コンサルティング会社というのは、指導はするけれど、責任は負いません。
しっかりお金だけでは持っていくけれど、成果にはコミットしない。
それはないだろうという世の中になってきている。

制作会社についても、同じことだと思います。
「自分たちは作るのが仕事ですから」という言い訳はもはや通用しないのです。