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転職した友人

昨年、転職した友人の話を
人伝に聞きました。

今の職場にもすっかり馴染んで、
すでにその会社ではなくてはならない人に
なっているようです。
良かった。

彼は岩手県では名のある企業に勤めていて、
その社内でも仕事が出来ることで知られていた。
それでも他の世界を知りたいと会社を辞めました。

転職した先の経営者が僕の知り合いなのですが、
その経営者から
「前の会社のことを一切口にしない」と褒めていました。

僕も転職者を受け入れたことがあるのですが、
そういう人がよく聞くのが、
「前の会社では…」と言う言葉です。
そして、とりわけ大きな企業にいた人は
そういう言葉を使いがち。
かつての自分に寄りかかっている様子が
なんともカッコ悪いなと思ってしまうのです。

彼が以前在籍していた会社と
今働いている会社では、規模も全然違う。
前の会社のような誰もが知るような会社でもありません。
それでも彼はそこに適応しているし、結果も残している。

結局、「前の会社」のことを持ち出すのは、
転職した先でうまくいっていない場合が多い。
ちゃんと適応した人間はやりがいを感じているし、
昔の自分を振り返るほどヒマじゃないのです。