山田孝之さんが主演している「点」という作品があります。
これは何と呼べばいいのか、今もわからない。
長さにして26分の短い作品です。
今風に言えば、ショートフィルムと呼べばいいのでしょうか?
ショートフィルムコンペティションの応募条件を見ると
25分以内の作品としているのでギリギリ入るのかもしれません。
映画館で上映するには短すぎるし、
ただ、そのクオリティは本物の映画と比べてもまったく遜色ない。
内容も短い時間であっても濃密。
さらにこのストーリーであれば、26分で十分に伝えたいことが伝わってきた。
こういう作品は何と呼べばいいのか?
ショートフィルムとも違うように思うのです。
僕は映画館で映画を見るのが好きです。
それは変わらないし、あの始まる直前の暗転する瞬間がたまらない。
ただ、配信などの映像サービスが増えることで、
従来のフォーマットに収まらない映像コンテンツが
どんどん作られてきているし、
その内容は作り手が本当に作りたかった内容、あるいは長さが
自由に決められるようになってきたのだと思います。
制約から自由になることで、これから新しい魅力的な表現が生まれていく。
テレビCMは、15秒、30秒、長くて60秒。
そういうフォーマットが今も続いている。
これも近い将来、変わってくるのかもしれませんね。