ライト・ア・ライトを志望する人の中には、
「裁量」があることを理由する人も少なからずいる。
上の人から指示されたものをやるのではなく、
自分で考えたものをやりたい。
そういうのはまったく否定するつもりはないのです。
実際、ライト・ア・ライトの若いスタッフは、
キャリアが浅いうちから裁量を与えられて
仕事に向き合っています。
そういう姿を見て、
自分もこういう風な働き方をしたいと思うのだと。
ただ、僕なりに、裁量を与える際の判断基準があって、
それに達した上で、裁量を渡しているというのが事実なのです。
矛盾にしているように思われるかもしれませんが、
「言われたことをちゃんとやる」
これが出来ていることが判断基準になっています。
指示されたこともできない人が、
自分を律して仕事を回していけるとは思えない。
だから、裁量を求める前に、言われたことをちゃんとやること。
言われたことをちゃんと出来る人は、
困った事案にぶつかっても、自分の力で乗り切ろうとします。
そこも大事なところ。
裁量を持つということは、責任も負わされるということです。
そこがわかっていない人に裁量を渡すことはありません。