認知だけでなく体験をすることで
ブランドへの愛着度は高まると言われます。
まったくのその通り。
自分が体験したことと言うのは、
強烈な印象として残ります。
ただ、ブランド体験で不思議なのは、
非常にその体験価値が幅広いという事です。
このブランドの商品を利用することで、
すごく快適になった。
このブランドの商品を利用することで、
効率が上がった。
そういうものだけに限らないのです。
僕にとっては吉野家は大事なブランドです。
大学生の頃、お金もぜんぜんなくて、
友達と行くのは吉野家が本当に多かった。
そして、そういう友達とその時に話したこと、
感じていたことというのは今も深く脳裏に残っています。
これは新人会社員時代も変わらなかった。
僕は今でも吉野家に行くと、当時のハングリーだった自分を思い出すのです。
今でも吉野家に行くことがありますが、
企画書提出の前日が多い。
もうちょっと頑張らないと。
あるいは、企画書の精度をもっと上げる。
そういう気持ちの時に、吉野家に行くと、
メラメラと闘志が湧き上がってくるのです。
これも立派なブランド体験だと思うのです。