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聞き分けの良くない制作会社

ライト・ア・ライトが

初めてのお客様との面談する際には、

会社の利益構造、売上の軸となっているものなど、

かなり多くのことをお聞きしています。

 

例えば、パンフレット。

パンフレットの制作を依頼しているのに、

なぜそんなことを事細かに聞くのかと思う

お客様もいると思います。

では、なぜ、求められていること以外のことを丁寧に聞くのか。

 

それは、パンフレットを作ることが

「手段」ではなく、「目的」になってしまっていることがあるからです。

新しい商品で売上を作りたい、今までと違う販路を開拓したい。

作り手が本来の「目的」に理解しないことで、

目的に近づけないパンフレットになってしまう可能性が高い。

お客様との面談を通して、

本来の目的を明確にしるために、

そしてオリエンテーションでは語られていないか課題を見つけるために、

まずは丁寧に会社の事情をお聞きしています。

 

「かっこいいパンフレットができた」

「洗練されたデザインで目立つ」

それは間違いではないけれど、危うい。

こちらから提案する際にも、

担当者の方には、見た目ではなく

その提案されたアイデアが、目的に近づけるかということを

判断していただきたいのです。

そして、ライト・ア・ライトから提案するものは、

本来の目的からアイデアを考えることで、

場合によっては、お客様からのオリエンテーションとは

違うものを提案する場合もあります。

そういう意味で、「聞き分けの良くない制作会社」と言えるかもしれません。

ライト・ア・ライトとお付き合いいただいている企業では、

すでにそれが理解されており、

どのように「期待を裏切ってくるか」を楽しみにしている企業もあります。

 

 

制作会社は、

「表現のクリエイティブ」が重視された時代が長くつづいていました。

しかし、現在では「ビジネスクリエイティブ」が重要性が増してきています。

そして、「ビジネスクリエイティブ」のキモとなる部分は、

ビジネスを全体的に見ることができる総合力だと思います。

制作会社という存在が本当の意味で評価されるためには、

ビジネスを深く学ぶことが重要だと考えています。