「広告」と「交刻」。どちらも読み方は同じ「こうこく」。
ライト・ア・ライトは広告制作も重要な仕事になっているのですが、
この2つの「こうこく」の意味を考える機会が増えてきています。
かつては、「広く告げる」ことを求められていました。
できるだけ多くの人に知ってもらうために、
お金をかけなければならなかった。
最近では、「交わって刻む」ことの重要性が増してきていることを実感しています。
どこにいるかわからない潜在顧客を掘り起こすために、
「広く告げる」という手段を選んできましたが、
この手段は、潜在顧客にさえなりえない人へも届いてしまう。
社会全体での認知度を上げることには効果がありますが、
投下ロスが大きいところが難点と言えば難点。
しかし、SNSなどのネット環境が整うことで、
潜在顧客を見つけることは難しいことではなくなってきました。
そして、ネットでつながった潜在顧客とは、
交流を重ねて、深く理解してもらう「交わって刻む」のほうが効果が高い。
「広告」のメリットと「交刻」のメリット。
その両方を上手に組み合わせることが、
これからの岩手の企業の広報に求められることなのだと思います。